船橋市は千葉県の北西部に位置する市です。古くから千葉県の「商都」と呼ばれており、船橋駅やベイエリアには多数の大型商業施設が立ち並んでいます。人口は約65万人で千葉市に次いで千葉県内第2位の人口規模です。人気の街「船橋市」はどのような魅力があるのでしょうか?この記事では船橋市の住みやすさについて解説します。また、おすすめの周辺スポットもあわせて紹介するので参考にしてください。
船橋市とは?
千葉県の北西部に位置する船橋市は中核市・保健所政令市に指定されています。政令指定都市ではない中核市のなかで、船橋市は全国最大の人口を誇っています。人口は、鳥取県の総人口を上回る約65万人です。
船橋市の中心市街地・繁華街は船橋駅周辺です。それ以外にもベイエリアにはららぽーとやIKEAなど大型ショッピングセンターや商業施設が多数立地しており、商都の「船橋」と呼ばれています。東京都心からも近く、ベッドタウンとして人口は増加傾向です。
船橋市の中心・船橋駅周辺の特徴
船橋市の中心とも言えるのが船橋駅周辺です。船橋駅の周辺にはたくさんの商業施設、飲食店が集結しており、生活しやすい街として人気を集めています。東武百貨店などデパートも充実しているため、普段の買い物だけではなく休日のちょっとしたショッピングを楽しむことも可能です。
船橋駅の周辺にはデッキや大きなバスロータリーがあります。道路や歩道の幅も広いため、バリアフリーで歩きやすいです。駅周辺に商業施設が集まっているので、施設から施設へ移動する際も行き来しやすいです。
駅から徒歩5分圏内にはファミリー層向けの高層マンションも数多くあります。駅周辺にはクリニックや銀行などもあるため、駅前で生活に必要なことがすべてまかなえます。広い公園もあるので小さい子どもがいるファミリーにも人気のある都市です。
船橋駅はアクセス良好!東京駅まで快速で約24分
船橋駅は都心まで出やすくアクセス良好です。JR総武線と東武鉄道野田線の2線が通っており、JR総武線の快速に乗れば東京駅まで約24分で到着します。
東武野田線を利用すれば約100分で埼玉県の大宮駅まで到着します。東京、埼玉までの通勤も充分に可能な距離と言えるでしょう。
さらにJR船橋駅、東武鉄道船橋駅から徒歩4分の場所には、京成電鉄の京成船橋駅があります。京成船橋駅には京成本線が通っており、特急を利用すれば京成上野駅まで約29分です。
いろいろな線が通っているので行き先に合わせて電車を変えれば、乗り換えなしでスムーズに都心に出られます。新宿駅や横浜駅も乗り換えなしで到着できるので利便性は良好です。
職場や学校など家族それぞれ別の場所へ通勤・通学するご家庭は多いでしょう。そのような場合でも船橋駅であれば、どこに行くのも便利なので移動しやすいです。転勤や進学のタイミングで行き先が変更した場合でも、船橋駅であれば同じ生活を続けやすいでしょう。
ただし、船橋駅から都心方面に移動する人は非常に多いため、通勤や通学のピーク時には車内は混雑します。乗車する時間帯を工夫して、混雑を回避するのもポイントです。
船橋市は子育てしやすい!その魅力を解説
船橋市は都心に近いエリアでありながら大きな公園もたくさんあり、子どもたちがのびのび遊べる街です。羽田空港や成田空港も利用しやすく、東京駅までは約30分で行けるアクセスのよさがありながら、都内に比べると賃料が安いです。小さな子どものいる子育て世帯から絶大な人気を集めています。
では船橋市は子育て世帯にとってどのように住みやすい街なのでしょうか?子育てしやすい魅力についてまとめてみましょう。
中学3年生まで医療費助成あり
船橋市では多数の子育て世帯が生活しているため、子育て支援制度が充実しています。そのひとつが「医療費助成」です。
子どもが中学3年生になるまでは医療費が助成されます。通院1回300円、入院1日300円で医療を受けられます。また調剤薬局については無料で利用可能です。小さい子どもは病院に行く機会も多いため、医療費助成がある都市は人気があります。
スーパーや医療機関の数が多い
船橋市にはスーパーが約100店舗、医療機関は一般病院が約20か所、一般診療所が約305か所あります。スーパーや医療機関の数が多い点は、子育て世帯にとっては魅力的です。
小児科の数も多く、船橋駅の近くにもいくつかあります。駅近にある船橋総合病院にも小児科があり、さまざまな症状を相談できるでしょう。また、保健福祉センター内にある「かざぐるま休日急患・特殊歯科診療所」は夜間や休日診療に対応しています。船橋駅から徒歩13分の距離なのでアクセスも良好です。
急な体調不良のときには、休日に対応している医療機関について案内してもらえる「ふなばし健康ダイヤル」を利用しましょう。
教育施設が充実している
船橋市には幼稚園40園、小学校56校、中学校28校、高等学校15校があります。子どもの人口(0~14歳)は2024年4月1日現在で、77,155人で船橋市の人口全体の約11.9%に相当します。子どもがたくさんいるので、教育施設が充実しているのです。
待機児童数は2024年4月1日時点のデータでは、373人でした。第3希望までの保育所などに入園できた児童は約89%となっています。9割近い子どもは入園できているものの、待機児童になっているケースもあるので注意しましょう。
子育て支援事業が充実
船橋市ではさまざまな子育て支援事業を行っています。オンラインでの子育てサポートでは、オンライン上で各種相談や講座受講が可能です。オンライン交流会などもあり、自宅にいながら子育て相談ができるので小さい子どものいる方も利用しやすいでしょう。
また、船橋市では子どもの食生活に関する取り組みを積極的に実施しています。離乳食など情報発信、食育料理教室、歯科相談など子どもの食に関する悩みをサポートしているのです。
そのほかに、宿泊型産後ケア事業やブックスタート事業なども船橋市独自の子育て支援制度です。宿泊型産後ケア事業では、育児支援をとくに必要としている方を対象にサポートをおこなう事業であり、宿泊型・通所型のケアを受けられます。
ブックスタート事業は赤ちゃんと保護者が絵本を通じて触れ合える事業です。4か月児童健康相談の該当者を対象に、絵本をプレゼントしてもらえます。
子どもの遊び場である公園の数が多い
子どもの遊び場と言えば公園でしょう。都内では大きな公園があまりありませんが、船橋市は自然も残っているため、大型の公園が点在しています。現在市内には約850か所も公園があり、随時新しい公園を整備しているそうです。
子どもたちがのびのびと遊べる場所がたくさんあるので、子育て世帯にとっては大きなメリットといえるでしょう。
船橋市のおすすめスポットは?周辺施設を紹介
船橋駅周辺やベイエリアには多数の商業施設が隣接しています。また、子どもが遊べる公園もたくさんあります。ここでは子育て世帯に人気のおすすめスポットをご紹介しましょう。
ふなばしアンデルセン公園
船橋駅から車で30分ほどの距離にある「ふなばしアンデルセン公園」は広々とした園内にアスレチックなどがある公園です。アンデルセンの故郷であるデンマーク・オーデンセの雰囲気を模した園内は1年中花におおわれており、目的に応じて楽しむことができるようエリア分けが行われています。
また、園内には動物もいるため、動物との触れ合いも楽しめます。「県民の森」やキャンプ場も併設されているので、自然の中で思いっきり遊べるでしょう。子どもはもちろん大人にもリフレッシュできる場として人気があります。
中山競馬場
JRAの全レースのなかでも、ビッグレースといわれる有馬記念などが開催される競馬場です。90年以上の歴史があり、年5回の競馬開催が行われています。子どもからお年寄りまで幅広い世代が楽しめます。
ふなばし三番瀬海浜公園
ふなばし三番瀬海浜公園は国内有数の渡り鳥の飛来地として知られる三番瀬に隣接する公園です。バードウォッチングスポットとして人気があり、毎年4月~6月中旬頃は干潟で潮干狩りを楽しめます。スポーツ施設やバーベキュー場、レストランなども完備されており、1年を通してさまざまなレジャーを楽しめるでしょう。
まとめ
船橋市は中核都市でありながら人口約65万人を誇る都市です。千葉の「商都」として知られており、船橋駅前やベイエリアを中心に多数の大型商業施設が立ち並んでいます。都心へのアクセスのよさからベッドタウンとして人気を集めており、とくに子どものいるファミリー世帯からの支持が高いです。船橋市には大きな公園や医療機関が多いなど、子育てしやすい環境が整っており、子育て支援事業にも力を入れています。都心が近くになりながら自然も残っており、子育てしやすい船橋市は今後もさらに人気都市として注目されそうです。